医療用語集
医療や健康に関する、知っておきたいキーワードとその意味をご紹介しています。
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今後も、内容の充実を目指し定期的に更新していく予定です。(最終更新日:2009.1.15)
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■あ行
あ/
い/ 医薬部外品/一次救急医療機関/医療機能評価/医療費控除/医療連携
医療用医薬品/ 院内感染/院内がん登録/インフォームド・コンセント
う/ ウィルス
え/ エビデンス/嚥下(えんげ)障害/延命治療
お/
■か行
か/ 潰瘍(かいよう)/かかりつけ医/郭清(かくせい)/家族歴/合併症/カプセル内視鏡
仮面高血圧/寛解(かんかい)/看護外来/がん診療連携拠点病院制度
がん対策基本法/がん対策情報センター法/がん登録
き/ 偽陰性/既往歴/基礎疾患/偽陽性/禁忌/禁断症状
く/ クリニカルパス
け/ 下剤/原因療法/検査食/検診/健診/言語聴覚士/原発(巣)
こ/ 後遺症/亢進/抗生物質/抗体/後発医薬品/誤嚥(ごえん)/コメディカル
■さ行
さ/ 災害拠点病院/細菌/在宅医療/細胞診(細胞診断)/作業療法士/三次救急医療機関
し/ ジェネリック医薬品/市中感染/疾患/疾病/集学的治療/周産期母子医療センター
腫瘍登録士/腫瘍マーカー/重篤/傷病
所見/処方箋/浸潤(しんじゅん)/診療ガイドライン/診療報酬
す/ スクリーニング
せ/ 生活習慣病/生検/精査/セカンドオピニオン/セルフメディケーション/前がん状態
全国臓器がん登録/先進医療/センチネルリンパ節/先発医薬品/せん妄/専門看護師
そ/ 増悪/造影剤/ソーシャルワーカー/尊厳死
■た行
た/ ターミナルケア/耐性/対症療法/緩和ケア
ち/ 地域がん登録/チーム医療/チームナーシング/治験/超音波検査/治癒
つ/
て/ 低侵襲/転移/電子カルテ
と/ 疼痛(とうつう)/ドクターカー/ドクターヘリ/読影/特定健診/特定保健指導/トリアージ
トリアージタッグ/頓服(とんぷく)
■な行
な/ 内視鏡検査(GF・CF)/難病(特定疾患)
に/ 二次救急医療機関/二次救急認定看護師
ぬ/
ね/
の/
■は行
は/ 白衣高血圧
ひ/ 病期(ステージ)/標準治療/病職/病巣/病変/病歴/病理医/病理診断
ふ/ プライマリー/副作用
へ/
ほ/ ホスピス/ポリープ/ポリペクトミー
■ま行
ま/ マンモグラフィ
み/
む/
め/ メタボリックシンドローム/免疫
も/
■や行
や/ 薬害
ゆ/
よ/ 予後
■ら行
ら/
り/ 理学療法士/罹患(りかん)/リスクファクター/臨床心理士
る/
れ/ レジメン/レセプト(診療報酬明細書)
ろ/
■わ行
わ/
を/
ん/
■A/
■B/
■C/ CCU(冠動脈疾患治療室)/CF/CT
■D/
■E/ EBM(Evidence Based Medicine)
■F/
■G/ GCU(継続保育室)/GF
■H/ HCU(高度治療室)
■I/ ICU(集中治療室)
■J/
■K/
■L/
■M/ MDL/MRA/MRI
■N/ NICU(新生児集中治療室)
■O/ OTC薬品
■P/ PET /PET-CT
■Q/ QOL(Quality Of Life)
■R/
■S/ SCU(脳卒中専用病棟)
■T/
■U/
■V/
■W/
■X/
■Y/
■Z/
<検診/健診関連用語>
- 検診/健診
- 「検診」と「健診」、いずれも病気の予防や早期発見を目的に行われるが、内容に違いがある。「検診」はある特定の臓器に対して異常があるかないかを診断するもの。特定の疾患を早期に発見し、早期に治療することを目的としている(例:大腸がん検診、胃がん検診、肺がん検診、乳がん検診、子宮がん検診など)。
一方「健診」は、「健康診断」の略で、健康の確認あるいは健康の程度を知るため、また疾病のリスクファクターを持っているかどうかを見る目的で行われるもの。特定の疾患を見つけるためのものではなく、疾患のリスクファクターがあるかどうかを知りその後の健康管理に役立てる。健康診断の種類には国の法律で定められた「法定健診」と個人の判断で受ける「任意健診」がある。検査項目や内容は問診、身体計測、血圧測定、検尿、血液検査など(種類によって違いがある)。人間ドックは個人の判断で受ける「任意健診」に含まれる。
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- スクリーニング
- ふるいにかけるとの意味。医療においては健康な人も含めた集団から、目的とする疾患に関する発症者や発症が予測される人を選別する手法を指す。
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- メタボリックシンドローム
- 内臓脂肪が蓄積し、高脂血症、高血圧、高血糖(糖尿病)といった動脈硬化のリスクファクターを複数併せ持った状態。それぞれは軽症でも重なり合うことで動脈硬化が進行しやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞、狭心症など命に関わるような疾患を引き起こす可能性が高くなる。動脈硬化による循環器病(心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症など)をいかに予防するかという目的のもとに確立された概念。
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- 生活習慣病
- 偏った食生活、運動不足、ストレスなど生活スタイルの乱れが原因で発生する病気の総称。主な病気に高血圧、高脂血症、糖尿病、動脈硬化などがある。また日本人の死因上位であるがん、脳卒中、心臓病は三大生活習慣病である。生活習慣病は、以前成人病と呼ばれていたが、成人に限らない病気を含むため生活習慣病と改められた。
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- 特定健診
- 正式名称は「特定健康診査」。医療保険制度の見直しの中、2008年(平成20年)4月より開始された、生活習慣病(特にメタボリックシンドローム)に焦点を当てた健診。該当者やその予備軍を減少させるため、対象者を把握する目的がある。特定保健指導(次項参照)につなげる。
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- 特定保健指導
- 特定健診で把握した生活習慣病該当者と予備軍に対して行われる、メタボリックシンドロームの予防・改善に向けての生活改善指導。医師や保険師、管理栄養士、運動指導の専門家が、食事や運動など生活習慣のアドバイスを行う。
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- 細胞診(細胞診断)
- 腫瘍に針を刺して細胞を吸引し、特殊な染色を用いてその細胞を顕微鏡で観察し、悪性か良性かを判断する。信頼度が高く広く行われる検査方法であるが、あくまで病変の一部をもとに悪性、良性を推定しているので確定診断ではない。多くの場合は画像診断など他の検査結果と合わせ、総合的に判断される。
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- 偽陽性
- 本当は病気(陽性)ではない(陰性である)のに、検査の結果陽性であると判断されること。ある疾患において陽性を示す検査が、その疾患にかかっていない人でも陽性を示すこと。例えば梅毒血清反応が、梅毒感染は無いのに血液中のリン脂質の反応によって陽性となることがある。
※ツベルクリン反応でよく用いられる「疑陽性」は陽性とも陰性とも判断できない状態を指し、「偽陽性」とは同じ読み方だが意味が異なる。
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- 偽陰性
- 偽陽性の逆。本当は陰性ではない(陽性である)のに、検査結果では誤って陰性と出ること。
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<検査機器・検査方法関連>
- MRA
- MRAは「magnetic resonance angiogrphy」の略称で、MRIによる血管造影撮影を意味する。MRIの出現によって体内の血流を、人体に危害・苦痛を与えること無しに検査することが可能になった。
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- MDL
- MDLとは胃の透視検査のこと。「Magen durchleuchtung」というドイツ語の略で、日本語では「X線上部消化管造影検査」と呼ぶ。患者さんにバリウム液と発泡剤を飲んでもらい、食道から胃、十二指腸までをX線透視で見ながら検査を行う。
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- 生検
- 生体から粘膜などの細胞・組織を一部採取し、光学や電子顕微鏡で観察して病気の診断を行う方法。がんの診断には欠かせない検査であり、痛みも無く安全な検査として多くの医療機関で実施されている。対象組織として皮膚、筋肉、腎臓、肝臓、骨髄、肺、心臓、消化管などがあげられる。
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- 腫瘍マーカー
- がんの発生によって、尿中や血液中に増える物質。治療や手術によりがんの存在が消えると数値が下がる。がんの部位によりマーカーとなる物質が異なるため、がんの診断に役立つ(例えば、前立腺がんの診断においてはPSA値が重要な指標として用いられる)。ただし、がん以外の病気でも数値が上がる事もあり、他の検査と合わせて判断される。
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- 所見
- 診察や検診から得られる情報。ただし、医療界では所見というと「病気につながるような何らかの異常」を意味する事が多い。「所見無し」は「特に異常が無い」との意。
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- 読影
- CTやMRI、超音波検査、血管造影などの撮影画像を見て、異常箇所の有無をチェックし診断を行うこと。
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- 精査
- 精密検査のこと。
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- カプセル内視鏡
- カプセル状の小型カメラ、照明、無線発信の機能を内蔵している。腸の蠕動によって体内を移動しながら1秒間に2コマのカラー写真を自動的に撮影し、電波で送信する仕組み。飲み込んでから排泄されるまでの約8時間で約57,600万枚の画像を写しカプセルは便とともに体外に排出される。日本では2007年10月より保険適応となったが、対象臓器は小腸のみとなり、またその中でも小腸出血が疑われる場合に限定されている。医師が動きを制御したり、滞帯を防いだりするなど機能面での課題も残されている。また今後は食道や大腸のカプセル内視鏡での診断・治療が期待される。
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- 検査食
- 大腸検査を行う際には事前に大腸の中を空にする必要がある。そのため検査前日は通常の食事ではなく消化しやすい食事(検査食)を食べ、その後下剤を飲んで大腸を空にする。検査食には前日分の朝食、昼食、夕食、間食が含まれ、美味しさや消化のしやすさはもちろん、カロリー、食後の充実感、簡便性等も追及されている。
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- 下剤
- 排便を促すために用いる薬。内視鏡検査を受ける際には腸の中をきれいにしておく必要がある。そこで前日から消化しやすい検査食を食べるのに加えて下剤を服用する。約2リットルの下剤を飲みきる必要がある。
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- 造影剤
- X線検査などの画像診断を行う際に、特定の臓器や血管の中に注入して周囲とのコントラストを強調させるために投与される薬剤の総称。認知度の高い薬剤として胃のX線検査で用いられるバリウムがある。造影剤の服用による副作用例があるが、嘔吐、じん麻疹などの軽度な副作用で治療を必要としないものが多い。
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<看護関連用語>
- プライマリー
- 「プライマリー」とは「初期の」「一次」などの意。プライマリーケアは病気やけがをした時最初に受ける医療という意味で使用される事が多く、プライマリーケア医は一般医、家庭医などとも呼ばれる。
※BRBでは看護師が一人ひとりの会員様に付く担当看護師制をプライマリーと呼んでいます。
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- チームナーシング
- 看護方式の一つ。看護師が幾つかのチームを組んで、何人かの患者をグループとして受け持ち、診療補助や日常生活援助の一切を行うこと。担当看護師が不在の場合にもチーム全体で患者をケアするので、継続性のある看護を提供できる。
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- 専門看護師
医療の複雑化・高度化に伴い患者のニーズも多様になる中で質の高い看護を提供するため、1994年以降日本看護協会がスペシャリストとしての「専門看護師」「認定看護師」の育成・導入を開始。いずれも受験資格が定められており、同協会による認定試験に合格する必要がある。
専門看護師とは、複雑で解決困難な看護問題を持つ個人や家族、集団に対して水準の高い看護ケアを提供するため、特定の専門分野において高い知識と技術を持つ看護師。総計304人が認定されている(2008年12月現在)。
特定の専門分野:
(1)がん看護 (2)精神看護 (3)地域看護 (4)老人看護 (5)小児看護 (6)母性看護
(7)慢性疾患看護 (8)急性・重症患者看護 (9)感染症看護 (10)家族支援
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- 認定看護師
-
特定の看護分野において熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護を実践する看護師。専門看護師の育成がすぐには進まないことから、専門看護師の受験資格を緩和して「認定看護師」の資格が設置された。以下の19分野において、総計4,458人が認定されている(2008年12月現在)。
特定の看護分野:
(1)救急看護 (2)皮膚・排泄ケア (3)集中ケア (4)緩和ケア (5)がん化学療法看護
(6)がん性疼痛看護 (7)訪問看護 (8)感染管理 (9)糖尿病看護 (10)不妊症看護
(11)新生児集中ケア (12)透析看護 (13)手術看護 (14)乳がん看護 (15)摂食・嚥下障害看護 (16)小児救急看護 (17)認知症看護 (18)脳卒中リハビリテーション看護
(19)がん放射線療法看護
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- 看護外来
- 専門看護師や認定看護師が医師と連携を取りながら相談に応じたりアドバイス・情報提供を行う、また各種ケアを行う外来の総称。「糖尿病外来」「感染症外来」「ストーマ(人工肛門・膀胱)外来」などを設ける医療機関が増えている。専門性の高い看護の提供に加え、多忙な医師の負担を軽減するとの点でも期待されている。
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<疾患・治療関連用語>
- 疾患
- 病気、やまいを指し、「胸部疾患」「呼吸器の疾患」などのように用いる。
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- 疾病
- やまい、病気、疾患。「三大疾病」のように用いる。
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- 傷病
- けがや病気の総称。
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- 病変
- 病気が原因となって起こる生体の変化。変化した異常細胞部分。
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- 病歴
- 患者が今までにかかった病気やその治療に関する経歴。
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- 既往歴
- 既往歴とは現在の病気にかかる前の身体の状態や、かかった病気の記録のことを言う。入院した事があるかどうか(入院歴)、手術した事があるかどうか(手術歴)なども含む。診断や治療法を決定する上で重要な要素となる。
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- 家族歴
- 患者の家族や近親者の病歴、健康状態、死因などの記録。
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- リスクファクター
- 特定の疾患や異常条件の発生に関係のある個人の属性や性質、環境条件などの危険因子。食生活・飲酒・運動・喫煙など生活習慣は変えることができる因子だが、遺伝や体質など、自らでは変えることのできない因子もある。
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- 病期(ステージ)
- 病期とはがんの進行の程度をあらわす言葉で、英語をそのまま用いて「ステージ」ともいう。病期は1~4に分けられており、ローマ数字を使ってⅠ期(ⅠA、ⅠB)、Ⅱ期、Ⅲ期(ⅢA、ⅢB)、Ⅳ期に分類されている。
病期は最初に発生したがん(原発巣)の表面からの深さが何mmか、リンパ節や他の臓器への転移があるかどうかなどにより決まり、病期によって治療法も異なる。
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- 病巣
- 病的変化の起こっている箇所のこと。病原菌に侵されていたり、病気になっているところ。
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- 耐性
- 同じ薬を繰り返し使うことで、細菌やウィルスがその薬に耐える力を持つこと。その結果薬が効かなくなる。薬の効きにくい細菌は耐性菌、ウィルスは耐性ウィルスと呼ぶ。
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- 抗体
- 人間の体内で作られる物質で、ウィルスや細菌に抵抗するタンパク質の一種。
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- ウィルス
- 細菌よりも小さく、電子顕微鏡でみないと見えない病原体。細菌が自分で増えるのに対し、ウィルスは他の生物中で増殖し、病気を引き起こす。また細菌には抗生剤が効くが、ウィルスには効かない。
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- 細菌
- ウィルスより大きい単細胞生物。細胞分裂で増殖し、それぞれに成長、分裂の能力がある。バクテリアとも呼ばれる。また細菌には抗生剤が効くが、ウィルスには効かない。
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- 罹患(りかん)
- 病気にかかること。ある期間に発生した特定の疾病における新患者数の、その疾病にかかる可能性を有する人口に対する比率を「罹患率」と呼ぶ。ある時点、ある地域内の全患者数をその地域の人口で割った「有病率」とは区別して用いられる。
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- セカンドオピニオン
- 医療が進歩し様々な治療法が生まれ、医師によって病気に対する考え方が違う事がある。セカンドオピニオンとはご自身にとって最適と考えられる治療を患者・主治医で判断するため、主治医以外の意見を聞くことを指す。医師からインフォーム(説明)を受けて重大な決断をしなければならない時、情報や専門知識を持たない患者や家族は治療法の決定に際して迷ったり、不安を覚える場合がある。そのため知識を持っている専門医に相談し、意見を聞く。同じ手術をするとしても、「どんなリスクがあるのか」「他にはどんな選択肢があるのか」を知った上で納得して治療法を選ぶことはとても重要で、場合によっては、医師を変えることもあり得る。
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- インフォームド・コンセント
- 近年、医療の場において患者の「知る権利」と「自己決定権」が重視されるようになっている。医師が患者に対して、治療を始める前に、病状、治療の選択肢、効果と危険性、その後の予想や治療にかかる費用などについて、充分に、そして分かりやすく説明し、その上で治療に対する同意を患者から得ることを「インフォームドコンセント(説明と同意)」と呼ぶ。最近ではより患者の主体性を前面に出し、充分な情報を得た上で患者自身が治療方針を決定する「インフォームド・デシジョン(説明と意思決定)」という言い方を使うこともある。
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- QOL(Quality Of Life)
- クオリティ・オブ・ライフ。生活の質。1989年、WHO(世界保健機構)が、がんの診断時から終末期に至る全過程にQOLを重視した医療を提唱したのを契機に広まった概念。当初はがん患者の活動支援の目安として用いられていたが、最近ではより幅広く、良い生き方や健康生活を精神的な豊かさや満足度も含め質的にとらえるという考え方になっている。
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- EBM(Evidence Based Medicine)
- 臨床研究の成果や実証的・実用的で信頼できる根拠(evidence)に基づいた医療のこと。医療において科学的な根拠に基づき診療・治療方法を選択すること。
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- 低侵襲
- 医療においては生体内の恒常性を乱す可能性のある外部からの刺激(外科手術、感染、中毒など)を「侵襲」と呼ぶ。近年、病気の治療においてより低侵襲性が重視されるようになっている。例えば患者への負担、ダメージが少ない手術は「低侵襲手術」というように用いられる。
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- ポリペクトミー
- いぼのように隆起したポリープや早期がんを、内視鏡を用いて根元から切除すること。ほとんど平坦な病変の切除は「内視鏡的粘膜切除術(EMR)」と呼び、ポリペクトミーと区別する場合もある。
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- ポリープ
- 粘膜などの面から突起している、いぼやきのこ状のできもの。鼻、喉頭、外耳、胃、腸、子宮などに発生する。ポリープには幾つかの種類があり、大きくは「腫瘍」と「それ以外」に分かれる。「腫瘍」ポリープはさらに良性と悪性に分類される。また「腫瘍以外」のポリープには炎症を伴う腸の病気から発生する炎症性ポリープと、過形成によるポリープ(一種の老化現象とも言える)が含まれる。
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- 寛解(かんかい)
-
症状が落ち着いて安定した状態を指す。一時的に症状が軽いだけで、そのまま治る、また再発するといった可能性がある状態で完治とは異なる。
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- 治癒
- 病気やけがが治ることを指す。ただし良くなった状態であり、完全に治る完治とは異なる。
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- 増悪
- 病状が悪化すること。もともと悪かった状態が更に悪くなることを指し、一時的な良い状態からの悪化とは異なる。例えば、慢性的な呼吸器疾患で、何らかの影響で急激に状態が悪化することを急性増悪と呼ぶ。またその時期を増悪期、急性増悪期と呼ぶ。
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- 亢進
- 症状、状態が進行すること、高ぶること。
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- 重篤
- 症状が非常に重いことを指す。類義の言葉に重症、重体、危篤などがある。
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- 予後
- 病気・手術などの経過や終末についての医学的な見通し。たとえば、「胃ガンの予後は早期発見をすれば良好である」といったように使用する。このほか、病気の治癒後の経過という意味で使用されることもある。
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- 病職
- 患者自身が病気であるということを自覚すること。病職が乏しいと治療の妨げになることもある。
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- 合併症
- 合併症には2つの意味がある。
(1)病気の合併症…ある病気が原因となって起こる別の病気。例えば糖尿病の場合、血管が弱り動脈硬化や脳梗塞などの病気が起こる事がある。必ず起こる、偶然起こるとの誤解がある。
(2)手術や検査などの合併症…手術や検査などの後、それらがもとになって起こる事がある病気。例えば消化器の手術により、腸の動きが鈍って腸閉塞が起こることがある。こういった併発症は注意深く手術や検査を行っても起こることを防ぎきれないものであるが、患者や家族が医療ミスや医療事故と誤解し訴訟などに発展するケースもある。本来は手術併発症、または検査併発症との意味。
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- 難病(特定疾患)
- 難病については、昭和47年の難病対策要綱に、「(1)原因不明、治療方針未確定であり、かつ、後遺症を残す恐れが少なくない疾病、(2)経過が慢性にわたり、単に経済的な問題のみならず介護等に著しく人手を要するために家族の負担が重く、また精神的にも負担の大きい疾病」と定義されている。 特定疾患について我が国の難病対策では、いわゆる難病のうち、原因不明で、治療方法が確立していないなど治療が極めて困難で、病状も慢性に経過し後遺症を残して社会復帰が極度に困難もしくは不可能であり、医療費も高額で経済的な問題や介護等家庭的にも精神的にも負担の大きい疾病で、その上症例が少ないことから全国的規模での研究が必要な疾患を「特定疾患」と定義している。現在、特定疾患は123疾患あり、うち45疾患の医療費は公費負担助成の対象となっている。
(「難病情報センター」より抜粋)
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- 対症療法
- 病気の原因を取り除くのではなく、病気によって引き起こる苦痛な症状を和らげたり、なくしたりする治療法のこと。姑息(的)治療とも呼ぶが、姑息は一時しのぎの意味をもつためマイナスイメージが強い。
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- 原因療法
-
病気そのもの、また病気原因を治す治療法のこと。根本から治すという意味では根治療法とほぼ同じ意味である。
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- 在宅医療
- 病気や障害があって病院に通うことが困難な患者を対象に、医師や看護師などの専門スタッフが患者宅に訪問し医療を行ことをいう。医師が自宅へ伺う往診、看護師が伺う訪問看護、作業・理学療法士が伺う訪問リハビリテーションなどがある。
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- チーム医療
- 医師、看護師、薬剤師、栄養士などの専門スタッフが、専門知識を生かし、協力して患者の治療にあたること。医療の進歩により、医療技術や機器の高度化・専門分化が著しいなかで、専門スタッフ同士の協力が求められている。
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- 緩和ケア
-
患者や家族の希望や価値観に配慮し、患者の病気に伴う痛みや苦しみを和らげることを優先する医療。以前は死期の近い患者に対し、限られた時間を有意義に過ごせるよう取り入れられていた。最近ではがんの初期治療から様々な苦痛に対して必要に応じた緩和ケアを行う医療者もいる。
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- ターミナルケア
- 終末(期)医療、終末(期)ケアとも呼ばれる。末期がんなど、治癒の可能性のない末期患者に対して身体的・心理的・社会的側面からケアを行うことを言い、延命のための治療より、患者の苦痛を緩和させ、残りの人生を充実させることに重点が置かれる。
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- ホスピス
- 医師や看護師が症状緩和や精神的な支援などのターミナルケア(終末期ケア)を行う施設を指す。また入院はせず、訪問看護などを利用した在宅医療を行う場合は在宅ホスピスと呼ぶ。欧米ではホスピスが充実しており、近年日本でもQOLの意志の高まりなどから増加傾向にある。
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- 延命治療
- 回復の見込みがなく死期が迫っている患者に対して、生命の維持のために行う治療のこと。具体的には薬物投与、化学療法、人工透析、人工呼吸器、輸血、栄養水分補給などを行う。延命治療を行う時期は、本人が意思決定をできない状態である場合が多い。また人工呼吸器を装着後は治療が中止できないことで、医師と家族の間で問題となることもある。そのため近年、特に命に別状がなくても、高齢患者の家族に延命治療の意思を事前確認する医療機関が増えている。
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- 尊厳死
-
回復の見込みのない病気を患った患者に、過剰な延命治療を行わず人間の尊厳を保ったまま死を迎えるようにすること。
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- ICU(集中治療室)
- Intensive Care Unit の頭文字を取って「ICU」と呼ぶ。集中治療室とは内科系・外科系を問わず重篤な患者さんを収容し、専門的なチームにより強力・集中的に治療や看護を行う部門。大手術直後の重症患者や、意識障害のある救急患者、院内で発生した急変患者などを集中的に治療する。
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- CCU(冠動脈疾患治療室)
- Coronary Care Unitの頭文字を取って「CCU」と呼ぶ。Coronaryとは「冠状動脈の」という意味で、急性心筋梗塞などの冠状動脈疾患、心不全や生命に危険な不整脈といった循環器疾患を専門的に治療する。
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- HCU(高度治療室)
- High Care Unitの頭文字から「HCU」と称され、高度治療室を意味する。ICU(集中治療室)よりも軽症の患者や、手術直後の患者などを一時的に収容する。またICUには医療保険制度上最大14日しか入院できないが、期限14日では一般急性期の病棟へ移れるほど回復できない重症患者も多くいる。そのため一般急性期病棟へ移る前に引き続き専門性の高い治療やケアを受けるため、HCUに入るケースもある。現行の医療制度においてはICU病棟が無ければHCU病棟は設置できないこととなっている。
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- NICU(新生児集中治療室)
- Neonatal Intensive Care Unitの頭文字を取って「NICU」と呼ぶ。未熟児、低出生体重児や新生児仮死、疾患など様々な原因で治療を必要とする新生児のケアを行う新生児の集中治療室を意味する。新生児科のある大きな病院に設置され、保育器や人工呼吸器、心拍呼吸モニターなどの医療機器が備えられている。部屋は細菌などの感染を予防するために厳重に管理されている。状態が落ち着くとGCUに移る。
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- GCU(継続保育室)
- Growing Care Unitの頭文字を取って「GCU」と呼ぶ。NICUで様々な処置を受けた新生児は、状態が安定してくるとGCUに移り、経過を見ながら退院に向けて準備をしたり、必要に応じて他科へ移る準備をする。新生児の状態によっては、NICUを経ず最初からGCUに入る場合もある。
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- SCU(脳卒中専用病棟)
- Stroke Care Unitの頭文字から「SCU」と称され、脳卒中の集中治療室を意味する。脳卒中治療の専門知識を有する医師、放射線技師、看護師、理学療法士、ソーシャルワーカーらで作るチームが、専門の病棟や病床で総合的な治療を行う。
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- エビデンス
- 治療法や薬の効果を明らかにする臨床研究などの科学的根拠や証拠。
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- クリニカルパス
- ある病気を治す上で必要な治療や検査の行程をまとめた「治療計画表」のこと。入院指導、入院時オリエンテーション、各種検査や処置、食事指導、退院指導などをスケジュール表のようにまとめてあり、病院用と患者用の2種類作成される。クリニカルパスの制作には医療の質の向上(科学的根拠に基づいた治療、質の標準化)、チーム医療における情報の共有化・連携の促進、スケジュールの把握による患者側の安心といった目的がある。施設によりクリティカルパス、ケアマップ、クリニカルパスウェイ、パス法などと呼ぶこともある。
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- 診療ガイドライン
- 特定の病気について必要な診断や治療の方針を具体的に示した基準。医師の判断を助け、標準的な診療の目安となる。1980年代以降、国際的にEBM(Evidence Based Medicine:根拠に基づいた医療)が重視される潮流となり、1990年代から日本の各学会が診療ガイドライン作成に取り組むようになっている。
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- かかりつけ医
- 地域住民に対して日常的な健康相談や、病気になった場合の初期医療を行う医師または医療機関。普段の健康状態や病歴をなど、患者の情報を多く把握している為、診察の結果によって必要に応じた適切な専門医療機関へ紹介することができる。
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- 処方箋
- 医師が患者の投薬にあたり、その薬品名、用量、用法、調剤法を薬剤師に指示する為の文書。診察を受けた医療機関内で薬剤が受け取れる院内処方と、地域の保険薬局の薬剤師から受け取る院外処方がある。
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- 頓服(とんぷく)
- 薬の服用方法の一つ。飲む時間が決められておらず、症状が出た時や必要に応じて薬を飲むこと。
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- レジメン
- 投与する薬の種類や分量、使用方法などを時系列で示した治療計画書。化学療法での薬剤の組み合わせ方や投与量・回数・間隔・方法などを定めた仕様。
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- 先進医療
- 新しい医療技術の出現に伴って保険診療との併用が認められた高度な医療行為。患者の選択肢を拡げ、利便性の向上を図ることを目的としている。ただし、その有効性と安全性を確保する為、病院などの医療機関に対して技術ごとに基準が設定されている。また将来保険導入へ踏み切るかなどの評価を行う為に、実施する医療機関は定期的に厚生労働省へ報告を行う。
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- 集学的治療
- 集学的とは、各専門領域の知恵を集めて最善を図ろうとすることを意味する。がん治療においては手術、化学療法、放射線療法の3種類があり、それらを組み合わせて行う治療を「集学的治療」と呼ぶ。手術+化学療法+放射線療法と化学療法+放射線療法が一般的。
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- 標準治療
- 同じ病態であれば、エビデンスに基づき世界的にも第一選択となるであろう治療法。
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- 原発(巣)
- がんが最初に発生した部位の腫瘍。
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- 前がん状態
- ある臓器に病変があり、がんとして捉えることはできないが、そのまま放置すると高確率でがんになりやすい状態。「前がん病変」とも呼ぶ。
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- 転移
- がんが身体のある部位から他の部位へ広がることを指す。がん細胞が周りに広がってゆく浸潤とは異なる。
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- 浸潤(しんじゅん)
- がん細胞が周囲の組織を壊しながら入り込み拡大していくことで、転移とは異なる。
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- 郭清(かくせい)
- あるがんにおいて、がんの転移が多いと予想される領域のリンパ節を全て切除すること。がんの転移が多いと予想される領域はそれぞれのがんの種類ごとに異なるが、郭清したリンパ節を調べる事により治療方針の決定や再発・転移の予防に役立てる。
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- センチネルリンパ節
- 「見張りリンパ節」とも呼ばれる、がんから最初に転移する可能性のあるリンパ節のこと。がん細胞がこのセンチネルリンパ節に到達すると最初のリンパ節転移を起こし、そこから次々と別のリンパ節に転移していく。このセンチネルリンパ節に転移が無ければ、他のリンパ節にも転移していないことになり、まとめて大きく切除するリンパ節郭清(前項参照)が不要となる。特に乳がんにおいては、転移の可能性が低い場合にセンチネルリンパ節生検が適用され、転移が無いと判断された場合郭清を省略することが可能になってきている。
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- せん妄
- 言葉やふるまいに一時的に混乱が見られる状態。代表的な症状は覚醒リズムの障害、幻覚や妄想、情動障害、手のふるえなどの神経症状で、その原因は身体的要因、環境・心理的要因、生理的要因など多岐にわたる。症状が認知症と類似しているところがあるが本質的には異なるものである。
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- 潰瘍(かいよう)
- 病気のため消化管の壁など身体の一部が深いところまで傷ついた状態、ただれ。病名ではなく状態のこと。消化管の内側は粘膜でおおわれ、粘膜の下には粘膜筋板、粘膜下層、筋層、膜といった部分で構成されている。一般的に粘膜の傷が粘膜下層より深くなった状態を「潰瘍」、粘膜下層には達していない状態を「びらん」と呼ぶ。重症の潰瘍では胃や十二指腸の壁に孔(あな)があき、命に関わることもある。
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- 免疫
- 感染、病気、または望まれない侵入生物を回避するため、充分な生物的防御力を持っている状態。免疫には特異的な要素を持つものと、非特異的な要素を持つものがある。
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- 白衣高血圧
- 家庭で血圧を測定すると正常値なのに、病院や診療所などでは医師や看護師の白衣を見て緊張してしまい、一時的に血圧が上昇し高い数値を示すこと。
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- 仮面高血圧
- 昼間に病院の外来で血圧を測定すると正常値を示すのに、家庭の血圧測定などで1日中連続して血圧を測定する24時間血圧では高血圧であるという状態。高血圧が仮面をかぶった様に隠れてしまうことから、仮面高血圧と呼ばれている。放置すると脳卒中や心筋梗塞などのリスクが高まるので、注意が必要。
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- 副作用
- 薬を飲んだ時に現れる、本来の目的以外の作用のこと。副作用が絶対ないという薬はなく、副作用を理解したうえで、薬を正しく使うことが重要。副作用が起こる原因は大きく分けて3種類あり、(1)薬そのものによる影響 (2)薬の使用量により起こる影響 (3)患者の体質・体調と薬の関係による影響である。過去に何らかの薬で副作用の経験がある場合は、未然に副作用を防ぐためにも、そのことを事前に医師に相談することが大切。
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- 基礎疾患
- 一番おおもとの病気のこと。例えば、狭心症、心筋梗塞、腎不全などを引き起こす、高血圧や高脂血症といった元になる疾患を指す。
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- 禁忌
- 適応の反対語でしてはいけないことの意。通常医療現場で使用される場合は、危険性が予想されるため薬の投与や治療の実行をすすめられない特定の症状、状況や治療を指す。
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- 禁断症状
- 依存性のある薬物などの慢性中毒者が、その薬物等の使用を中止したことで伴う様々な身体的症状(頭痛、発汗、痙攣、失調性歩行など)や精神的症状(注意集中障害、記憶力低下、感情不安定、意欲低下など)のこと。
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- 後遺症
- 病気や怪我などの治療の後にも残る症状を指す。例えば、脳梗塞の後に残る手足のしびれや帯状疱疹の後の神経痛など。
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- 疼痛(とうつう)
- 痛みを意味する医学用語。
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- 嚥下(えんげ)障害
- 病気や老化などの要因により、食べ物や飲み物の咀嚼・飲み込みが困難になること。
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- 誤嚥(ごえん)
- 食べ物や異物を気管内に飲み込んでしまうこと。窒息死することがあり、気管内に入った食べ物や異物を速やかに除去する必要がある。
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- 病理診断
- 患者の身体から採取した病変組織や細胞から標本を作り、これを観察して診断すること。病理診断としては細胞診断、生検組織診断、手術で摘出された臓器・組織の診断、手術中の迅速診断、病理解剖などがある。病理診断は主治医に報告され、治療方針の決定や予後の見通しに活用される重要な指標となる。
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- 病理医
- 病理診断を行う医師のこと。日本は先進国の中でも人口10万人あたりの病理医数が特に少ない。
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- コメディカル
- 医師と共に医療に関わる医療従事者のこと。具体的には検査技師、放射線技師、薬剤師、理学療法士、栄養士などの専門スタッフを指すが、その範囲は明確ではない。「co-medical」は和製英語で「co」は一緒に、協力してなどの意味。
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- ソーシャルワーカー
- 病気、けがなどから生じる生活上の様々な問題、不安、困りごとなどに対して治療者とは異なる立場から支援を行う社会福祉士。患者のみならず家族からの相談にも応じてくれる。
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- 理学療法士
- 心身に障害がある人に対し、医師の指示のもと、基本動作や運動能力の回復をはかるためリハビリテーションの指導や助言を行う専門職。所定の教育課程を経た上で国家試験に合格する必要がある。
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- 作業療法士
- 医師の指導の下、心身のリハビリテーションを行う専門職。厚生労働省指定の養成校を卒業し、国家試験に合格する必要がある。理学療法士が主に基本的な生活動作の回復を進めるためのリハビリテーションを行うのに対し、作業療法士は生活上の応用力を自然に活動できるよう導く。
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- 言語聴覚士
- 医師の指導のもと、言語や聴覚、嚥下などのリハビリテーションを行う専門職。国家資格が必要である。子どもから高齢者まで、構音障害や失語症、聴覚障害、言葉の発達の遅れ、嚥下障害を持つ人を対象にリハビリテーションを行い、日常生活になるべく支障が出ないよう導いていく。
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- 臨床心理士
- 臨床心理学など心理学の知識や諸技法を生かして、様々な心の問題を持つ人を援助する専門家。臨床心理士の活躍する領域は教育分野、医療・保健分野、福祉分野、司法・矯正分野など多岐にわたる。
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<その他>
- 医療連携
- 高齢化社会の到来により、医療を必要とする人が増加していることを背景に、各病院・医療機関がその特長・機能を生かした役割分担によって互いに協力し合い、地域の医療を支えていくという考え方。例えば、初期診療や症状が安定している慢性期には診療所(かかりつけ医、ホームドクターとも呼ぶ)を受診し、専門的な検査・診察を要する場合や急性期には地域の中核病院など適切な機能を有する病院にかかるといった運用が期待されている。医療連携の実践により、既存の医療システムの活用や医療機器の効率的利用を図ることができる。多くの医療機関が「医療連携室」を設け、診療所からの紹介受付や外来予約のサポートなどを行っている。
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- セルフメディケーション
- 健康や医療に関する知識を駆使し、健康管理や軽い症状への対処、怪我の治療などを自分の判断で行うこと。医療機関を受診する手間と費用を省くことにより、医療費抑制の効果も期待されているが、誤った知識や知識不足での判断は事態を悪化させる可能性もあるので、その点には注意が必要。
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- OTC薬品
- 医薬品は、医療用医薬品といって医師の処方に基づいて使用されるものと、OTC薬品といって街の薬局などで売られるものがあります。OTCとは、Over The Counterの頭文字をとったもので、「カウンター越し」、つまり処方箋無しで薬局や薬店などで買える薬という意味です。OTC薬品は大衆薬とも呼ばれる。
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- 治験
- 開発中の薬を健康な人や患者に使用してもらい、有効性・安全性などを確認する試験のこと。新薬の開発に当たっては、試験管実験や動物実験により、病気に効果があり人に使用しても安全と予測されるものが、「薬の候補」として選定される。その開発の最終段階において、健康な人や患者さんの協力を得て、人での効果と安全性を確認する必要がある。ここで得られた成績を国が審査し、承認したものが「薬」となる。人における試験は一般に「臨床試験」と呼ぶが、厚生労働省から薬としての承認を受ける為に行う臨床試験を特に「治験」と呼ぶ。
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- 薬害
- 患者が医薬品の使用による害(好ましくない作用、影響)が生じることを予測できなかったという背景のもと、被害規模が社会問題となるまでに拡大したものを薬害と呼ぶ。日本においては薬害エイズが有名。
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- 院内感染
- 医療施設(病院、診療所など)の中で、入院患者・外来患者・職員・見舞い客などが院内で発生した病原微生物(細菌やウイルス)により、感染症にかかること。病原微生物は次のように分類される。1.強毒菌(結核菌やレジオネラなど) 2.食中毒菌(サルモネラや病原性大腸菌O-157など) 3.抗生物質がきかない耐性菌(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌やバンコマイシン耐性腸球菌など) 4.病原性は弱いが医療器具を汚染しやすい日和見菌(セラチア菌、緑のう菌)
医療機関の中には、「院内感染対策指針」を設け、HP等で公表しているところもある。
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- 市中感染
- 院内感染と対を成す用語。病院外で感染症にかかること。
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- 診療報酬
- 保険診療に際して、医療機関等が行う診療行為の対価として支払われる報酬。診療報酬点数表に基づいて計算され、点数(1点=10円)で表現される。診療報酬は医業収入の総和を意味し、医療行為に対する技術料、薬剤師の調剤行為に対する調剤技術料、医療材料費、検査費用などが含まれている。保険診療では患者はこの一部(通常は3割負担、一部例外あり)を支払い、残りは公的医療保険(健康保険、共済保険、国民健康保険など)から支払われる。新療法数の点数は2年に一度健康保険法の規定に基づき厚生労働大臣が中央社会保険医療協議会(中医協)に諮問、その答申を経て告示・交付される。保険医療機関の収入の大半は診療報酬によるものなので、この改定率や点数が医療機関の経営に与える影響は大きい。
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- レセプト(診療報酬明細書)
- 医療機関が公的医療保険の運営者(健康保険組合など)に請求する医療費の明細。患者が受けた診療について、その処置内容や検査、処方した薬などが記載されている。診療報酬の項目にあるように、処置、検査、薬などは全て点数化されており、この点数に基づいて請求がなされる(例:処置費用が150点とすると、150点=1500円の請求)。以前は内容が患者には知らされていなかったが、2005年4月から、厚生労働省は医療機関に対しレセプトを患者に開示するように義務付けている。これにより患者は自らの診療費用、またその内訳を把握することが可能となった。
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- 電子カルテ
- 従来は紙に記載していた患者情報、診察・治療情報、検査画像データなどを電子化(データ化)して一元管理する方法。1999年に厚生省(現:厚生労働省)が紙ベースのカルテの電子媒体への保存を認可し、また2001年には保険医療分野の情報化に向けてのグランドデザインが示された。これを受けて病院や診療所における電子カルテの普及が進んでいる。電子カルテ導入によるメリットは医療事務の省力化、カルテ保管の省スペース化、患者側から見ると待ち時間の短縮などがあげられる。
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- 医療費控除
- 自分自身や家族の医療費が1年間で10万円を超えた場合、確定申告によって一定の金額の所得控除を受けることができる制度。医療費控除の対象となる医療費は(1)納税者が自己又は自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために支払った医療費であること、(2)その年の1月1日から12月31日までの間に支払った金額であること、以上2つの要件を満たす必要がある。保険金などの補填を受けた場合、それを除いた額が10万円を超えることが条件となる。また、医療費がその年の所得金額の5%を超えた場合も適用される。申請は5年前のものまで可能で、確定申告書に加えて診療費用・入院費用・薬代・通院費用などの領収証、レシートが必要となる。
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- ドクターヘリ
- 救急用医療機器を装備した救急専用のヘリコプター。消防機関などの出動要請を受け、救急医療の専門医師と看護師が搭乗して現場に急行。患者に救命処置を行いながら、救命救急センターまで搬送することができる。救急医療に長けた専門医師や看護師が搭乗したヘリコプターが現場へ向かうことで、治療開始時間及び救急救命センターへの搬送時間を短縮し、患者さんの救命率や機能回復率を向上させる目的がある。出動に際しては要請基準や運行時間が定められており、一般市民からの要請はできない。
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- ドクターカー
- 救急患者の救命率を高めるためには、できるだけ早く医療行為を開始する必要がある。ドクターカーは最新医療機材を搭載した高規格救急車で、医師や看護師が同乗し、救急現場や搬送時に医療行為を行うことができる。欧米では普及しているが、日本においては本格導入には至っておらず、全国各地で個別のドクターカー制度が取られている。
※ 通常の救急車では、救急隊員は医師ではないため医療行為を行うことはできない。ただし1991年から救命救急士法が施行され、救急救命士は医師の指示のもと、搬送中に患者の救急救命処置を行うことが可能となった。
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- がん対策基本法
- がん対策の一層の充実を図ることを目的に、2007年4月より定められた法律。日本でのがん対策は、1963年から厚生省など国の体制として行われてきた。1981年以降、がんは日本の死亡原因第一位になり、緊急な対策が求められてきた経緯がある。
がん対策基本法の基本的な施策は大きく分け以下の3種類。一つ目は、がん検診の質の向上などがん予防及び早期発見の推進。二つ目は、がん専門医育成、拠点病院・連携協力体制の整備などによるがん医療の均てん化の促進。三つ目は、がん医療を行う上で特に必要性の高い医薬品・医療機器の早期承認の為の環境整備。がん診療連携拠点病院制度も、これら施策の具体的な一例である。
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- がん診療連携拠点病院制度
- がん対策基本法に基づく対策の一つとして、全国どこでも質の高いがん医療が提供できる体制を整えることを目的に、2006年に設けられた制度。国が基準を満たした施設をがん診療連携拠点病院(地域がん診療連携拠点病院と、都道府県がん診療連携拠点病院がある)として指定する。2008年4月の時点で全国351病院(地域拠点304、都道府県拠点47)が指定されている。制度の大きな役割は、集学的治療といった専門的ながん医療の提供、地域のがん診療連携体制の構築、がん患者や家族の相談支援や情報提供である。中心的な役割を担うがん診療連携拠点病院として、国立がんセンター中央病院・東病院が指定されている。
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- がん対策情報センター法
- 正式には「国立がんセンター がん対策情報センター」と称する。日本のがん対策を総合的かつ計画的に推進する為の必要な情報を整備する役割を担い対策の中心的役割を果たす。国民のがん罹患率及び死亡率を減らし、がん患者や家族のQOL(Quality Of Life)の向上を図ることが目標。具体的には、国民に対しがん関連の信頼のおける情報を分かりやすく提供したり、がんの統計情報の整備やがん対策の各種研修企画・調整などを実施している。
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- がん登録
-
国や地域のがん対策を立案したり評価したりする際には、毎年どの位の人ががんで亡くなっているのか(死亡数)・どの位のがんが新たに診断されているのか(罹患数)・がんと診断された人がその後どの位の割合で生存しているか(生存率)といったがんの統計情報が非常に重要となる。このような統計情報の多くは、「がん登録」の仕組みで収集されている。「がん登録」には「地域がん登録」「院内がん登録」「全国臓器がん登録」の3種類があり、このうち「地域がん登録」「院内がん登録」のデータは、国立がんセンターがん対策情報センターにて収集・整備が行われている。一方「全国臓器がん登録」データは各学会や研究会がとりまとめている。
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- 院内がん登録
- 医療機関単位で行うがん登録のこと。各病院で診断・治療されたりした全てのがんについての情報を病院全体で収集し、その病院の対がん活動状況を把握しがんの早期発見と治療、予後の向上に役立てることを目的としている。院内がん登録を複数の病院が同じ方法で行う事により、受診までの経過の違い、がんの種類別の違い、治療法の比率など病院ごとの特徴が分かり、施設機能や施設比較差の評価にもつながると期待されている。
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- 地域がん登録
- 自治体(多くの場合は県)単位で行うがん登録のこと。地域がん登録は世界の多くの国・地域で行われ、これをまとめる国際がん登録協議会(IACR)が1970年に設立された。日本では1992年、地域がん登録全国協議会が発足したが、地域がん登録の実施は2006年の段階で34道府県市に留まっている。現在、5年生存率は7府県、がん罹患率は11府県市のデータをもとに算出している。国際的に見て登録精度が低い、登録手順の標準化が進んでいないなどの課題を抱えている。
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- 全国臓器がん登録
- 各学会や研究会が中心となり、全国臓器がん登録に協力する医療施設で治療を受けた患者を対象に臓器別に行うがん登録のこと。目的はがんの臨床病理学的特徴と進行度の適切な把握、適切な治療指針の確立、進行度分類のあり方の検討など。
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- 腫瘍登録士
- 「がん登録士」とも呼ばれる、がん登録に必要な知識、技術を持つ専門職。アメリカでは「Cancer Registar」と呼ばれ、がん診療専門施設には必ず腫瘍登録士を配置するように定められている。日本ではまだ制度化されていないが、がん登録自体の推進と共にその養成が求められている。
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- 抗生物質
- カビといった微生物が生み出し、他の微生物の増殖を抑制する物質の総称。人が作り出す抗生物質(ディフェンシンなど)もある。医学的に用いられる抗生物質の代表はペニシリン。肺炎や気管支炎、中耳炎、敗血症などの治療に用いられる。抗生物質は細菌が増殖する際に必要な代謝経路に対して作用することで、特定の細菌にのみ選択的に毒性を示すので、細菌性の感染症に対して極めて効果的な薬として用いられる。ただし、抗生物質を乱用することで、抗生物質を分解する因子を獲得した細菌の発生を助長する危険性がある。実際、多くの抗生物質が効かない多剤耐性黄色ブドウ球菌「MRSA」による院内感染が問題となっている。
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- 先発医薬品
- 新しい薬効成分の医薬品が開発され認可されたのち、約20~25年間はその特許が認められ、その間、開発した製薬会社が独占的に販売できる医薬品のこと。通常、薬品名で処方されることが多い。新薬の開発には10~15年の年月と莫大な金額の投資が必要とされ、開発成功率も低く、非常にリスクが高いものとなっている。
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- 後発医薬品(ジェネリック医薬品)
- 先発医薬品の特許が切れると有効成分や製法が公開され、先発医薬品と同じ成分、同じ効果の医薬品をより安価で国民に提供できる。これらが後発医薬品(ジェネリック医薬品)と呼ばれる。有効性、安全性が確立している医薬品で、開発にかかる年月や投資規模も小さく、低価格で提供できることから、医療費抑制のツールの一つとしても重要視されている。
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- ジェネリック医薬品
- 後発医薬品のこと。同項目参照。
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- 医療用医薬品
- 医師や歯科医師によって使用される、または医師や歯科医師の処方箋・指示により使用されることを目的に供給される医薬品。
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- 医薬部外品
- 医薬品ではないが、医薬品に準ずると定められたもの。厚生労働省が一定の審査基準のもと、承認する。効果・効能が認められた成分が配合されているが、積極的に病気や怪我を治すものではなく、予防に重点を置いているもの。また、効果が期待されているという範囲でしかなく、医薬品とは大きく異なる。医薬品が効果・効能を明記するのに対し、医薬部外品は明記していないものが多い。ただし、表示指定成分としてアレルギーなどの皮膚障害などを起こす可能性がある成分は表示が義務付けられている。薬用化粧品とも呼ばれる。
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- 医療機能評価
- 病院を始めとする医療機関の機能を中立的な立場で評価すること。日本では財団法人日本医療機能評価機構が第三者評価を行う機関として設立され、1997年より「病院機能評価事業」を実施している。
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- トリアージ
- 病気やけがの緊急度や重症度を判定して治療や後方搬送の優先順位を決めること。災害時などは医療資源(医療スタッフ、医薬品など)にも限りがあり、その制約下において1人でも多くの傷病者に対して最善の治療を行うため、救助・応急処置・搬送・病院での治療などに際して用いられる。
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- トリアージタッグ
- トリアージ結果の識別に用いるタッグ。傷病者は緊急度、重傷度に応じて最優先治療群(赤)、非緊急治療群(黄)、軽処置群(緑)、死亡及び不処置群(黒)の4区分に分類される。
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- 災害拠点病院
- 災害医療機関を支援する機能を有し、重症・重篤な傷病者を受け入れるなど災害時の医療救護活動において中心的な役割を担う病院と位置づけられている。厚生労働省の基準では原則として二次保健医療圏ごとに1ケ所となっている。
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- 一次救急医療機関
- 『外来診療で治療できる軽症患者』の受け入れ医療機関。
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- 二次救急医療機関
- 『24時間体制で入院治療までを必要とする重症救急患者』の受け入れ医療機関。1次救急にも3次救急にも該当しない疾患を対象とする。
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- 三次救急医療機関
- 救命救急センターと、高度救命救急センターの2種類がある。
救命救急センターは『生命の危機にある重篤な救急患者』に対し、高度な医療を総合的に提供する医療機関。ICU・CCUを併設。厚生労働省は受け入れの重篤患者基準を病院外心停止、重症外傷、重症熱傷、重症急性中毒、重症出血性ショック、重症心筋梗塞などと定めている。
高度救命救急センターは上記の役割に加え、特殊な疾患を含めたより高度な治療を行う医療機関。配下に熱傷、中毒、外傷の3つの専門センターを擁する。
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- 周産期母子医療センター
- 周産期とは、妊娠22週から生後満7日未満までの期間。周産期を含めた前後の期間においては母体・胎児や新生児の突発的な緊急事態に備え産科・小児科双方の一貫した体制を備える医療機関が、厚生労働省の指針に基づき各自治体ごとに指定されている。
周産期母子医療センターは、従来は規模により「総合」と「地域」に分類されていたが、2009年度は「母体」「新生児」の機能を評価に加え、以下の4つに再編される見通し。NICUや救命救急センターの設置など、設備・機能要件も分類ごとに異なっている。
(1)総合周産期母子医療センター(母体・胎児・新生児型)
(2)総合周産期母子医療センター(胎児・新生児型)
(3)地域周産期母子医療センター(母体型)
(4)地域新生児搬送センター(新生児型)
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