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「がん」は高齢になるほど罹患率が高くなり、男性は65~69歳、女性は55~59歳で罹患のピークを迎えるとされています。 日本人の4人に1人が亡くなるとも言われる「がん」。早期発見のためには、定期的な人間ドックの受診が大切です。 今回の「人間ドックで受けたい検査」では、全身がん検査として知られる「PET-CT」「PET-MR」「DWIBS」の中から、「PET-CT」についてご紹介します。
「PET」とは、Positron Emission Tomography(陽電子放出断層撮影)の略称で、主に「がん」を見つけるために行われる検査です。 全身を撮影し、細胞の異常な活動を捉えながらスクリーニングを行います。 がん細胞は正常細胞に比べて多くのブドウ糖を取り込む性質があります。 そこで、ブドウ糖に微弱な放射線を放出する成分を加えた検査薬「18F-FDG」を投与し、その集積状態を画像化することで、がんの有無を調べます。 さらに、このPET装置にCT装置を組み合わせたものが「PET-CT」です。 CT画像を重ね合わせることで位置情報の精度が高まり、腫瘍の位置や大きさをより鮮明に把握できるため、詳細な分析が可能になります。
PET-CTは、甲状腺がん、肺がん、乳がん、膵臓がん、悪性リンパ腫などの発見に適している一方で、脳腫瘍、胃がん、肝臓がん、尿路系腫瘍などは見つけにくい場合があるとされています。 また、デメリットとして、放射性薬剤やCT撮影による被ばくがあること、糖尿病のコントロール状態によっては検査が難しい場合があることなどが挙げられます。
PET-CTは、身体への負担が比較的少なく、広範囲を一度に調べられる検査ですが、単独では限界もあります。 そのため、他の検査と組み合わせて活用することで、より効果的ながん検診につながります。 検査のメリット・デメリットを正しく理解し、ご自身に合った形で上手に活用していきましょう。