お知らせ

ピンクリボンは、乳がんの正しい知識の普及や早期発見の推進などを目的とした世界規模の啓発キャンペーンのシンボルマークです。「乳がんで悲しむ人を一人でも減らしたい」との思いから1980年代にアメリカで始まりました。欧米などでは乳がん検診の受診率向上に伴い死亡率は年々減少していますが、日本は受診率が先進国の中でも低いレベルに位置し、死亡率も増加傾向にあります。
日本人女性の乳がん罹患数はがんの中で最も多く、9人に1人が乳がんになる時代です。また、一般的にがんは60歳を超えてから罹患数が増加する傾向にありますが、乳がんは仕事や子育てで忙しい30代後半から40代にかけて急増することが特徴です。しかし早期であれば90％以上が治癒するがんであるため、若いうちから日頃のセルフチェックを行い、40歳を過ぎたら定期的な乳がん検診と合わせて習慣化するようにしましょう。
毎年10月の第3日曜には、日本各地で乳がん検診を実施するJ.M.S（ジャパン・マンモグラフィ・サンデー）が開催されます。今年は10月16日（日）に開催されますので、今まで検査を受けたことがない方、忙しくて行けていない方は、この機会にぜひ乳がん検診を受けてみてはいかがでしょうか。

※2022年10月16日（日）に乳がん検査を受けられる全国医療施設一覧